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DUCATI

エンジンの初期メンテ
MATHESIS TESTERでの調整。
振動低減について
クランクシャフトバランスについて
エンジン調整
ST4s FCRcarburetor
monster FCRcarburetor
ST4s engine maintenance
Multistrada1000DS
FCRcarburetor


インジェクション車をFCRキャブレターへ取り替え。

ST4sへのFCRキャブレター取り付けを行いました。
今回キャブレターに交換したいと思ったのは、エンジンのクランクバランス取りを行った所、かなりフィーリングが良くなり、ホント加速性能はもの凄い感じを受けまして、低回転域からしっかり扱えて、そのまま加速で高回転まで回って楽しいのですが、そのフィーリングをもうちょっと柔らかで扱い易いフィーリングになれば。という思いからFCRキャブレター取り付けをはじめて見ました。

とは言え、インジェクションからキャブレターへの改装はかなり大変で、BMWR1100系での取り付けも苦労を重ねてようやく取り付けられた次第でして、今回も難航が予想され、本当に付けれるかどうか思案が必要となりました。

かなり苦労した部分が、スロットルリンクで、ワイヤーの取り回しや付け方などをあれこれ悩み、出来るだけアクセルが軽く成るように、他車種用のを流用した所何とか軽くなりました。この辺りはインジェクション用とキャブレター用ではスロットル周りの考え方から違いまして、そのまま取り付けただけではアクセルが重くなってしまう様です。

あとは点火系を制御してますスロットルポジションセンサーの移植作業など、一点一点取り付けが出来る様にパーツを製作して、移植していきました。

そして取り付けはこのように成りました。
当初ノーマルエアークリーナーBOX仕様にて取り付けを行う予定でしたが、取り付けるとうまく空気が入って行かない様子なので、パワーフィルター仕様にて取り付けを行いました。これもインジェクションとキャブレターのガソリン供給方法の違いから空気の流れも違ってきてるのかもしれません。

セッティングに関してはキャブレターですのでセットパーツを入れ替えて調整を行っていきます。インジェクションの調整に比べてパーツの入れ替えなどを行いますので手が掛かりますが、キャブレターの方がやり慣れてる分、細かい調整が行えるように感じます。
シャーシダイナモ上でのフィーリングは、ナチュラルなレスポンスをキャブレターで感じられる様に成り、加速感も上々な感じを受けました。中速から高速の辺りでもインジェクションと同様に伸びを見せるので、かなり良い感じを受けました。

そして、シャーシダイナモテストを終え、試乗に出掛けました。
とりあえず近所を走行した所、低速域の鋭さがマイルドと言うか優しい感じになった印象を受け、大変乗りやすい感じで、スルスルっと走っていく感じです。
そこからアクセルを開けて行きますとしっかりとした加速フィーリングを見せてくれ、全体的に乗りやすく楽しいフィーリングを見せてくれました。

それで、しっかりとインジェクションとの比較を行いたいと思いまして、この昨年行きました秋のツーリングと同様なコースにてテストランを決行して見ることに。二泊三日、走行距離数「1700km」くらいの走行テストとなります。

<一日目>
家から出ますとすぐに東北高速ですので、それに入って120km/hの巡航で淡々と走行しました。その印象は特に違いは感じられませんが、何とはなしに操作してると言う実感をキャブレターの方が受ける印象。そのまま八戸まで高速で走行し燃費の方が23.4km/Lと、ほぼ前回の数値と同じ感じでした。

<二日目>
今回の目的である下北半島を目指しました。
今まで一度も行ったことが無いもので、どうせなら行って見ようと思いまして、行って見たんですが、いやはやドカティで行く所ではなかったかも…。と後悔した砂利道オンパレードで、ホント疲れました。
でも、何とはなしに行うアクセルワークの反応が自然で、トラクションの掛かりもマイルドな特性でして、かなり低回転域での扱い易さの違いが感じられました。
それは峠でも感じられ、コーナーの立ち上がりでのアクセルコントロールがし易く、トラクションの掛かりがマイルド特性なので、細かなコーナーでも結構楽しめました。燃費は18km/Lと、ちょっと悪目でしたが走ってきたところを思えばしょうがないかな。

<三日目>
帰りの高速はなんかバイクに成れせいか、巡航速度が知らずとアップして140km/hでの巡航走行でした。エンジンバランス取りの効果か振動がそれ程無く、メーターを意識してないと自然に出てしまうのでちょっと免許が危ないなぁっと思いつつも、ちょっと車とバトルって見ると5速で180km/hはあっという間に出る感じでした。この辺はインジェクションでも出せたので絶対的なパワー感の違いは無いものの、加速フィーリングが気分を高揚させてくれるキャブレターの方が好きかなっと感じつつ、熱くなってしまい過ぎなのでサービスエリアで一休みしたりしてのんびり帰宅。この日の燃費20km/L。

っと、なんだか遊んできただけかも…。と言う感じでしたが、キャブレターの取り付けの効果を感じられるテストとなりました。
低中速域の扱い易さとアクセルに対してナチュラルな反応の特性が出せるので、意識したコントロールが行いやすくなった印象で、今までのイメージとは違った全体的に乗りやすさが出せたかなと思います。

なんとも今回の取り付けは「速さを手に入れる」と言うよりは、レーシーなドゥカティの印象をマイルドにしてツアラーらしい特性にして乗り易くて、それでいて楽しいと言う今までとはちょっと違う趣向でのFCRキャブレター取り付けでしたが、実際ロングツーリングに行って見ると、その恩恵が余計に感じられ、より乗る方に、走り方に合わせた特性に仕上げられるアイテムだなと思いました。