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雑記
雑誌に寄稿文より


トミーカイラZZへのFCRキャブリセッティング。

トミタ夢工場製「トミーカイラZZ」のFCRキャブレターリセッティング作業を行いました。
この車両にはスタンダードでFCRキャブレターが装着されてまして、レーシーなスタイルそのままに、フレーム造り、形状が凄く、エンジンの方もNAの2リッターエンジンを搭載し、搭載位置は「RR」っと、公道を走るレーシングカーを目指した造りとなってるようです。

そんなトミーカイラーZZなんですが、四輪車のエンジンにバイク用キャブレターを組み入れてると言う事からか?エンジン個体差から来るものなのか?全体的にあまりキャブレターの燃調合わせが甘く、走行フィーリング、レスポンスなどが良くないそうです。
特に回転上昇が鈍く、パワーバンドが狭く感じられ、それでいてパワーバンドに入れてもあまり加速感が得られないと言う感じらしく、全域にわたるフィーリングの向上を目指しリセッティング作業をさせて頂く事になりました。

また、それに合わせて取り付けフィッティングアダプタの製作もさせて頂き、より好フィーリングが得られる物に変更を行います。取り付けは↓のような感じとなりました。
全体的にキャブレターをエンジンに近づけるようにし、レスポンスの向上を目指しました。

また、スタンダードの取り付け状態ですとアイドル同調合わせが行えないので、作業が行えるようにもしました。

そして、セッティングの前にキャブレターのO/Hも合わせて行い、キャブレターのメンテナンスを行いました。
排気量が2リッターと大きい為、吸入負圧がバイクに比べ高く、スロットルバルブなどスライド部分が擦れてるようです。バイクの使用に比べて痛んでる個所が多く感じられました。

そして、シャーシダイナモテストを行い、セッティングを詰めていきます。
排気量が2リッターエンジンと言うこともあり、いつもバイク用で使用するセットパーツとはまったく異なる物を組み入れていき、調整を行っていきます。
エンジン回転数の上限が7000rpmと言う事から、バイクのように回転を上昇させて乗ると言う感じではなく、トルクをしっかり出し、扱いやすくなるようにセッティングを心がけてセットパーツを選択していきました。

そして、セッティング作業も終え、早速試乗。
レーシーな感じが強く、この手の車に慣れてないので、テスト運転は「危ないかも…。」っと思ってたんですが、今セッティング作業によりトップギア5速で1000rpmで走れる様に仕上がり、乗り易さが出せ、それ程身構える事も無く乗れて、結構楽しく乗れるようになりました。

が、そんなフィーリングに慣れてくると、5000rpmからの加速感が鈍く感じられ、シャーシダイナモテスト時にも感じてたんですが、なんか吸入空気量が足りなく、上の回転域では苦しい排気音になってしまいまして、走行フィーリングでもそういう印象を受け、原因を考えてみると、どうもエアーBOXの形状からくる症状かな?っと推測し、パワーフィルターを取り付けてテスト走行をしてみる事に。
バイク用のパワーフィルターを使用しテストしてみると、かなりの好レスポンス。アクセル操作にすぐに反応してくれるキレが出てくれ、そのままアクセルを踏み込み上の回転まで引っ張ると、より気持ちよいフィーリングに成りました。
また、吸入空気量が安定したせいかアイドル時のエンジン音も安定した感じを受け、低回転時でもトップギアで1000rpmで走れる感じとなり、全体的に息苦しさから開放され、気持ちの良いエンジン音、フィーリングとなりました。

そして、パワーフィルター仕様でお客様にお渡しし、「凄く良くなった。アクセルをラフに開けてもついて来るし、ハイカムが入ってるせいか下の領域が全然使えなかったのが使えるようになり、5000rpmから上の領域は別物の加速感でホント気持ちの良いフィーリングになった」っと仰って頂き、若干車とバイクのセッティングの違いを修正させて頂き、作業の方は終了。
後日、筑波サーキットを走行され、以前の仕様でのラップタイムと比べ2秒ほど縮まったそうで、ホントFCRキャブレターは燃調合わせでフィーリングが激変する事が分かりますね。

今回はセッティング作業は装着するアダプタから製作し、それに合わせたセッティングを行うことで、より良いエンジンフィーリングが出るようになり、エンジン全域で好結果が得られるようなりました。
ホントFCRキャブレターはいろんな加工が行える部分が多く、その分難しさが有りますが、得られるフィーリングと楽しさを考えると、まだまだいろんな可能性を感じる作業と成りました。