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雑記
雑誌に寄稿文より


SUZUKI GSX-R1100W(水冷)へFCRキャブレター取り付け

スズキ95年式GSX-R1100WへのFCRキャブレター取り付けを行いました。
中古で購入されたそうなんですが、初めからどうもキャブレター不調が続き、最近ではアイドルが不調で走れなくなってしまうほどになり、そこでキャブレターの点検を行ってみると内部パーツがアフターメーカー製のキットが組まれており、それに伴い内部加工まで行われてまして、これがどうやら初期からの不調の原因だった様子…。そこでノーマルキャブレターを調整でお持込頂いたのですが、ノーマルキャブで調整するよりもFCRキャブレターの方で抜本的に調整を行う事なりました。

でも、なぜか当店にスズキの車両へのFCRキャブ取り付けが少なく、特にGSX系と成るとイメージ的に「TMR」をご選択される方が多い様で、初めてはそちらで行きたいとの事でしたが、この車両で試したところセットパーツの豊富さなどでFCRキャブの方がしっかりとセッティングが合わせられるので良いと思い、FCRキャブにて作業させて頂く事にしました。
セットパーツが無いと、しっかりとした数値にに合わせられないので、今は良いけど季節や標高の変化などで酸素量が変わった時に調子を崩してしまいますので、セットパーツの豊富なFCRキャブレターを取り付けさせて頂きました。

さて、FCRキャブレター取り付けですが、見た目ではスペース的に心配ではありましたが、実際取り付けてみるとかなり余裕があり、すんなり取り付けることが出来ました。
今回はスペースの余裕があったので、出来るだけエンジン側にキャブレターを近づけて、マフラーの形状により低速がギクシャクしてる部分を無くなるように、フィッティングアダプタの設計を行いました。
あとアイドル同調が簡単に取れるようにバキュームセンサー取り付けの加工を行ってあります。

次にセッティング作業に移ります。テスト風景はこんな感じです。
セッティング作業はとてもスムーズに進みました。マフラーの影響かトルクの谷間が出てしまい、その部分のセッティングが大変ではありましたが、空燃比の数値を確認してセットパーツを変更していくと段々良い方向に向かいましたので、その方向で作業を進めました。

そして出たデータがこんな感じです。
トルクの谷間が大きいですが、最大出力が120PS付近を指してるのにはビックリでした。このクラスではかなり出てる方なので。

さて、FCRキャブ取り付けとあわせてリアサスペンションも交換させていただき、そちらもセットアップして、テスト走行に向かいました。
グラフよりも出だしが、かなりトルクフルなイメージを受け「おお!!」っと思い、中速では谷間を感じつつも、そこからの加速は本当に気持ちよく、シャーシダイナモテストの時に確認したものの、すごい吹け上がりなので、ついついこの領域を多用しるアクセルワークをしてしまう、本当に面白いバイクに仕上がりでした。
また、中高回転域の加速も良いフィーリングですが、それに加えてアクセルコントロール性が高く、リアサスを変えたのが良かったのか、アクセルとサスとの動きにギクシャク感がなく、トラクションコントロールが上手く出来るので、狙ったイメージ通りの走りが出来て、とても気に入ってしまいました。

この仕様でお客様にお渡しし「こんなに良くなるとは思わなかった。調子を崩してただけに喜びがひとしおです」っと大変お喜びいただき、作業は終了です。

ホント各メーカーそれぞれエンジンや車両特性が違うなぁっと思わせる今回の作業でしたが、水冷GSX1100は本当に楽しいバイクに仕上がったので、スズキのバイクにもFCRキャブはいいフィーリングが出るなぁっと実感したりした作業となりました。