フライホイールのダイナミックバランス取り
もう一点クランクシャフト共に回ってるフライホイールの加工も行いました。こちらはダイナミックバランサーで0バランスを目指します。
フライホイールも結構重いような印象を受けましたが、どういうエンジン特性なのかまだ一度も乗って無いので、特に大きな加工を行わずにバランス取りを煮詰めました。

測定回転数は4000rpmとしました。走行中多様するだろう回転域を想像して回転数を設定して作業を行います。
↑は加工前の計測結果。1.07gのアンバランスを計測しました。
思ってたよりも少ない印象ですが、フライホイールの質量から考えると大きいのかも知れません。計測回転数を上げ、アンバランス箇所が明確になる様に測定して行きます。

アンバランス箇所が判明したので、加工を行って行きます。
先にも書きましたが、今回はフライホイールの軽量化などを行ってエンジンの特性を変化させたく無かったので、出来るだけ加工範囲を抑えながら煮詰めて行きました。
少しずつ加工を繰り返し↑の様なアンバランスの数値が0.02gに安定しました。0バランスを目指して行きましたが、もうちょっとヤスリで触っても数値が変化するくらいなので、ほぼアンバランスが無い状態に仕上がったと思います。

フライホイールのバランス取りは、質量が少ないので大きな影響が無いように思っていましたが、NSFでテストした感じではレスポンスの向上と高回転時の伸びの良さが増した印象を受けました。
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