|
|
|
BMW K100(その一) |
|
|
以前に行なった作業こちらと、この作業を行いました。
今回の車両は同じK100のエンジンなのですが、旧タイプに当るバルブが2バルブで、以前の16バルブに比べ8バルブなので、構成パーツが少なく、若干ですが構造が複雑ではないので、それ程大変な作業にはならないかなっと思っていたのですが、走行距離数が7万キロ強っと結構な距離数が伸びており、また、ドラックレースにもこの車両で出場されてるとの事。
何だか作業前から”嫌な予感”が…。ちょっとエンジンを開けるのが怖かったりしつつ、作業を行いました。
エンジンを早速バラします。
先ず周辺パーツを外していきます。
やはり7万キロを越えてる車両ですので、インジェクション周りの汚れが凄いですね。
そしてエンジンをバラしていきます。
カバーを外していきますと、なんだかシリンダーなどの壁面にオイルが焼けて付いたと思われる汚れがついており、かなり心配に…。
そしてカムシャフトも何だか焼け気味…。
でも、カーボンなどの付着量はそれ程ついてないことから、しっかり飛ばされて乗っていたのかなっと感じます。
またシリンダーの磨耗もそれ程心配なさそうで、さすがBMWっと思ったりしました。
ピストンの方もスカート部に変磨耗なども見られず、こちらもさすがBMWっと言う所でしょうか。
そして一番の心配な個所のメタル確認を行います。
先ずはコンロットメタル。
こんな感じでレースでの酷使なのか、オイルの選定が合ってなかったのかは分かりませんが、かなり痛んでいるようです。
また、クランクシャフト軸メタル。
こちらも同じく変磨耗、キズが見られました。
全体的に痛んでる個所が多く、またシリンダーヘット部の消耗が激しく、エンジン全てのパーツに手を加えさせて頂くことに成りました。
続いて、エンジンチューニング編に続きます。
|
|
|